こんにちは、うさぎです。
本日はHSK取得と中国語が話せることについてお話しします。
結論、HSK6級を持っていても中国語が話せるわけではありません。
HSKは「中国語を勉強しましたよ。」という証明であり、就職や留学に役に立ちます。
※中国の仕事VISA(Z)を取得するのにもポイントつきます。
また、この試験の内容も会話上達にほぼ直結しません。
だから、会話が上達したい人はHSKを勉強するのはお勧めしません。
資格・証明として必要な方には、HSK取得をお勧めします。
HSKも取得したいし、中国語も話せるようになりたい!という方
私のおすすめとしては、HSKを短期集中で取得し、のちに会話力アップに力を注ぐ勉強をすることです。
HSKを手っ取り早く取得したい人へ
HSKは汉语水平考试と言って、中国政府認定の中国語能力試験のことです。
世界中で公的証明として活用できる語学資格です。
近年、中国語スキルの重要性がますます高まる中、国内企業の就職活動やキャリアアップに役立つことはもちろん、中国企業への就職も有利になります。
HSKは1級〜6級まであり、英検と逆で6級が一番難しい級となります。
就職や証明としてアピールするには、4級取得が最低ラインと言われています。
HSKの勉強方法は1つ!
過去問を5回解くことです。
そして、間違ったところ、意味が分からないところを調べて2度と間違えないように理解しましょう。以上
ちなみに過去問はこちらのサイトにあります。(無料)
https://www.chinesetest.cn/godownload.do
私も、4級受験から始めて5級取得まで、この勉強方法で合格点まで一発合格でした。
勉強期間は1ヶ月短期集中型です。
問題は 听力・阅读・书写 の3つで成り立ってます。
では、それぞれどんな勉強をしたらいいかお話しします。
听力
とにかく聞く!この一本です。
申し込んだその日から、スキマ時間は全て中国語に捧げます。聞き耳を慣らしましょう。
そして、試験本番と同じように問題を時間内に解いてみましょう。
答え合わせの後、問題のスクリプトを見ながら聞いてシャドウィングをしたり、分からない単語の確認をしましょう。
阅读
ここでは、第一部門〜第四部門くらいに部門ごとに問題が分かれています。
私のおすすめは部門1〜部門4×5年分解くのではなく、
第一部門×5年分→第二部門×5年分→第三部門×5年分…と
部門毎に5年分まとめて解いてみることです。
するとその部門の傾向が分かります!
あとは、听力と同じ方法です。
問題を時間内に解く→答え合わせ→内容の確認、単語の確認をしましょう。
そして、できたら声に出して読みましょう。(これは会話力アップにつながります。)
书写
正直、书写はそんなに勉強しません。
試験本番1週間前から始動しても遅くないと思います。私はそうしてます。
书写で点数を取りたければ、最後の行まで何がなんでも書くことです。
また、接続詞を覚えておくと良いでしょう。文法の引き出しが少なくてもそれなりに読める形にはなります。
HSKまとめ
まとまった時間が取れなくても、隙間時間リスニング、部門毎に問題を解くと一か月短期集中でHSKを取得することができます。
ただ、基本的な理解(声調、拼音、文法など)は必要なので、どんな本でも良いので文法の基礎を一冊こなして、HSK受験をしてみましょう。いきなりHSK受験でも良いのですが。
ちなみに、私が大学時代に使っていた教科書はこんな感じのものでした。
薄くて一冊すぐ終えることができるものでいいと思います。(内容的にはHSK3級くらいでしょうか?)
中国時代に改めて文法を学んだときはこの教科書を使いました。(これは内容的に4級くらい?)
北京言語大学出版で、中国にある中国語塾では基本的にこの本を使っているところが多いようです。
会話力をつけたい人へ
会話力をつけるためには3つのステップがあると思っています。
発音
個人的に発音が中国語で一番難しいと思います。
教科書で学習した通りに言ったつもりでも「はあ?」って言われて心折れます。
(私もしょっちゅうです。ここはみなさん一緒に乗り越えましょー!)
そこで、心が折れるのを少しでも軽減するために、最初が肝心です。
※発音は自己流を避けてください。
YouTubeに日本語ができる中国語ネイティブが丁寧に最初の発音動画を作っています。
最初はとにかくそれを見て、真似しましょう!
おすすめはこちらのユーチューバーさん
https://youtu.be/XHC_YMRKAWU
文法の基礎固め
基礎文法を固めでは、ちょっと辛いでしょうが、教科書でガリガリを勉強してください。ここでは教科書選びが大切です。
真っ先にお勧めしたいのは、前回の記事でもご紹介したこちらです。
中国語勉強の指南書として、これは持っておくべき一冊です。
様々な文法を学習し、それを混乱させずに、どこの何を学んでいるのかがスッキリ理解できます。
そして、もう一冊。実際にドリルのような手を動かせる文法書があると良いですね。HSKのまとめでご紹介したもので十分だと思います。
アウトプット(話す)
最後は、ひたすらアウトプットです。
正直、話す機会がないとどんなに知識があってもいざと言うときに言葉が出てきません。
実際に現地に言って話すのが一番なのですが、日本にいる方がほとんどだと思います。
そこでオススメの方法は言語交換アプリです。(以下の二つで十分です。)
Hellotalk https://www.hellotalk.com/?lang=ja
tandem https://www.tandem.net/ja
最初は知らない人と交流するのに躊躇しますが、
慣れたら「30分だけ話そう!」と気軽に会話ができます。
言語交換目的以外で使っている人がいたら通報できますし、ブロックもできるのでご安心を。個人情報を出さないことは当たり前のことですが、上手に使ってみてください。
会話力まとめ
日本で中国語の会話力をつけるって相当な精神が必要なことは十分承知です。
上記の3ステップも継続してできたら良いのですが、人間そうにもいきません。
まず、会話の勉強をする前に、「なぜ会話が上手くなりたいのか?」
学習の目的を自分に聞いてみてください。
私は言語ができることによって、
できることや選択肢、そして楽しさが増えたことを実感できました。
だから、もっと上手くなりたいと思い勉強をしています。
みなさんはどうですか?
コメント